ノース文芸部・英之介の「あっぱれな大分県北から!」

ノースの愛称で呼ばれる「大分県北地区」から文芸・自然・食を中心に その「あっぱれ」ぶりをご紹介!

ブログ一覧 >> 全ての記事 (507件)

     
 

「宇佐神宮という蜃気楼」5


今回は「宇佐神宮という蜃気楼」の5回目、第4章です。

なお、前回までのストックは、下記の目次に掲載しています。

---------------------------------------------
■「宇佐神宮という蜃気楼」

~道鏡事件とは何だったのか~

---------------------------------------------
 目次

【はじめに】・・僕のめじろん魂
*発信済みです。
 
http://oitablog.jp/keima/archives/488/

【1】なんでも「民」
*発信済みです。
http://oitablog.jp/keima/archives/489/

【2】道鏡事件のあらすじ・・・わらしべ長者の歩道橋
*発信済みです。
http://oitablog.jp/keima/archives/496/

【3】道鏡事件の流れ・・・蜃気楼と蜃気楼
*発信済みです
http://oitablog.jp/keima/archives/508/

【4】ハードルを消した称徳女帝
*発信済みです
http://oitablog.jp/keima/archives/511/

【5】かぶれちゃったイケメン勝ち組、藤原仲麻呂

【6】ご先祖様と弟も登場しちゃった道鏡

【7】姉ともども真面目一本、和気清麻呂

【8】それぞれの謎解き・・・文献から

【9】ホームズはいつからの手紙

(1)最初のお告げが偽造なのか
(2)2度目のお告げが偽造なのか
(3)女帝の怒りの正体
(4)2つのお告げは矛盾しているか?
(5)宇佐神宮の果たした役割

【10】飛び込んできたニュース

【おわりに】・・・僕とかみさんの会話

【参考文献・資料】

---------
 【4】ハードルを消した称徳女帝

あらすじでも述べたように、称徳女帝の父は大仏を造った聖武天皇だ。母は光明(こうみょう)皇后。
 
聖武天皇は自分は「三宝の奴(やっこ)」つまり「仏様の奴隷」だと言い切ったほどの熱心な仏教信者だった。
 
また、奈良時代は律令制度が整い、天皇の権力が最も強かった時代だと言う研究者もいる。
 
実際、聖武天皇は
「天下の富をたもつ者は朕(ちん)なり。」と言い、
「天下の勢をたもつ者も朕なり。」と宣言している。
 
我が家で言えば、すべての財布の紐とすべての印鑑を握るかみさんである。
なんと恐ろしい。
いや、素晴らしい。
 
ごほん。
話を戻そう。
 
聖武天皇の宣言は、強大な権力をもっていたからこその言葉であり、
だからこそ、地球上最大の金属製仏像である奈良の大仏を造ることができたのだ。
 
「はじめに」でも述べたように、この大仏建立に宇佐神宮が大きな役割を果たし、
その際に、歴史上初めてのおみこしが登場する。
 
この点については後ほど詳しく迫りたい。

仏教を深く信じていた父。
では、母である光明皇后はどうだったか?
 
彼女こそ、東大寺や国分寺の建設を、夫である聖武天皇に進言した人物なのだ。
そういう意味で、聖武天皇より熱烈な仏教信者だったと言えるかもしれない。
また、その精神から、貧しい人に施しをするための施設「悲田院」や医療施設の「施薬院」を造っている。

こういう両親を見てきた称徳さん。
彼女には、仏教を信じる素地が充分すぎるほどあったはずだ。
 
ゆえに、彼女は僧である道鏡さんを信頼し、師ともあがめ、高位を与えていった。
 
僕にだって、ここまではよく理解できる。

しかし、前章で述べたように「法王」という地位は尋常ではない。
これは、天皇とほぼ同じ待遇を受けられるほどの地位だ。
なにせ、あの伝説のヒーロー、聖徳太子と同じなのだからすさまじい。
若い方はご存じないかもしれないが、わが国最初の一万円札の肖像は聖徳太子だった。
ちなみに当時の五千円札も聖徳太子。
一人で高額紙幣肖像画のワンツーフィニッシュをとるほどのヒーローだ。
 
もちろん太子は皇族であり、天皇になっていてもおかしくない人物だった。
だから天皇に準ずる法王になることに、何の障害もなかっただろう。
 
しかし、皇族でない道鏡を法王にするには、かなりの抵抗があったに違いない。
 
だが、彼女は道鏡を法王にした。
 
言葉を換えると「法王の民間化」とも言える人事を断行したのだ。
いくら仏教に帰依していたからと言って、これは大きなハードルだっただろう。
 
なぜ、彼女はこのハードルを越えることができたのか?

道鏡さんに対する愛情の深さゆえとしている書物もあった。
たしかに称徳女帝は道鏡さんに恋愛感情を抱いていたかもしれないし、
時として、あばたさえエクボに感じさせる恋は絶大なパワーを発揮することも事実だろう。
愛にいたっては、地球だって救っちゃうのだ。
 
しかし、「法王」という地位は、感情だけで越えられるようなハードルだとは、とても思えない。

僕は、その素地も、それまでの女帝の人生に作られていたと考えた。

それは、前述した母、つまり、光明皇后に大きく関係している。
 
実は、光明皇后自身、「民間人出身の皇后」第一号だったのだ。
光明皇后以前の皇后は全部皇族だった。
光明皇后は大きな権力を持つ貴族・藤原氏の出身だ。
だが、大貴族とはいえ、もちろん皇族ではない。
そういう点で、あくまでも民間人だ。
藤原氏以前にも、小学校の教科書に出てくる蘇我(そが)氏や物部(もののべ)氏などの有力豪族も、
娘を天皇に嫁がせることはできた。
しかし、皇后という地位につかせることはできなかった。
 
だが、藤原一族は違った。権力に陰謀(たとえば、長屋王の変)を絡ませ、
民間出身の皇后第一号を作り出してしまったのだ。
 
こうして「皇后」というハードルは消えた。

その後、光明皇后は甥っ子である藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)という人物を引き立てる。
 
なんと、その仲麻呂さんは太政大臣にまで出世してしまうのだ。
 
太上大臣とは律令制度の官僚最高位であり、仲麻呂以前は、これまた、すべて皇族のみが就任できた地位だ。
つまり、仲麻呂さんは「民間人出身の太政大臣」第一号となったのだ。
 
こうして「太政大臣」というハードルも消えた。

第一号と言えば、まだ、ある。
 
称徳女帝自身が、実は「女性皇太子」の第一号なのだ。
 
それまでの女帝は、野球で言えば中継ぎやリリーフ、あるいはピンチヒッター的な存在であり、
将来の天皇を約束された女性の皇太子は存在していないのだ。
 
しかし、聖武天皇と光明皇后は娘を皇太子にした。
 
こうして「皇太子」というハードルも消えてしまった。

驚くなかれ、称徳女帝は「皇后」「太政大臣」「皇太子」という聖域が先例を壊され、
革命的に変化する渦の、その、ど真ん中にいたのだ。

彼女が道鏡さんに法王の位を与えたこと・・。
それは、これまで見てきたように、先例にとらわれぬ環境にあった彼女にとって、
実は、ハードルとも思えぬものだったのかもしれない。

もう一つ、さらに重要な事がある。
 
称徳天皇は、実は2度天皇の位についているのだ。これを重祚(ちょうそ)と言う。
 
重祚自体は前例がある。
同じ女帝の皇極(こうぎょく)天皇が重祚して斉明(さいめい)天皇となったことがあるのだ。
ちなみに、あの有名な大化の改新の中大兄皇子のお母さんだ。
 
だから、僕が言った「さらに重要なことと」は重祚のことではない。
 
では、もったいぶって、説明しよう。
 
初めて即位した時、彼女は孝謙(こうけん)天皇と呼ばれた。
しかし、即位はしたものの、母である光明皇后が体調を崩してしまう。
それで、母の看病をするために、皇位を譲ることを決意する。
だが独身であった女帝に子どもはいない。
結局、血縁のやや遠い淳仁(じゅんにん)天皇に皇位を譲り、彼女は孝謙上皇となる。
 
母の死後、彼女は、政策や道鏡さんへの接し方などで、淳仁天皇や仲麻呂さんと対立するようになってしまう。
天皇と上皇だから、それこそ、最高の権力闘争である。
孝謙上皇は、その権力闘争に勝ち残る。
 
そして、政敵となっていた淳仁天皇を廃することに成功する。
 
そして、自ら2度目の即位をして称徳天皇となったのだ。
 
これは、ものすごいことだ。
 
現天皇からその位を奪い、自らが天皇に返り咲いたのだから・・。
 
こんなことは、称徳さん以前は、もちろん一度もないし、これ以後も一度もない。
 
「天皇をやめさせることができる力を自分は持っている。」

称徳さん、そう、考えたかもしれない。
 
「ならば、天皇を作ることも出来るかもしれない。」
 
もしかすると、そう考えたかもしれない。
 
だとすると・・・。
 
そう、彼女が道鏡事件を仕掛けた可能性も否定できない・・。
 
あくまで「可能性」だけどね。

(注:前述したように、名前による混乱を避けるため、
このレポートでは支障のない限り、
「孝謙」という名を用いず「称徳」という名で通してきました。
けれど、ここまでくれば、皆さんも、かみさんも道鏡事件通です。
もう、混乱することもないでしょう。
それで、以後、「孝謙(=称徳)天皇」というような記述に変えます。)

さて、新たに名前の出てきた「民間太政大臣第一号」の藤原仲麻呂さん。
この人も道鏡事件に深く関わっている。
 
次章では、仲麻呂さんにスポットを当てます。
 
グッドラック、ホームズ。

(つづく)


 
     

     
 

「一寸法師の恋」その5


今日のお題は「笑い」ですね。
  
今日も回メロ劇場、オープンっす。今回は最終回。
 
もちろん、ドラマはフィクションでありますぞ。 
 
どうぞ、よろしくお願いいたしやす。

【バックナンバー】
その1
http://oitablog.jp/keima/archives/497/
 
その2
http://oitablog.jp/keima/archives/505/ 

その3
http://oitablog.jp/keima/archives/506/ 

その4
http://oitablog.jp/keima/archives/509/

その5
http://oitablog.jp/keima/archives/510/
------------------------------------------------- 
■「一寸法師の恋」その5 
------------------------------------------------
どうすれば、元に戻せるのか。
 
回文により、体の大きくなる一寸法師は、すでに150メートルに達し、5千寸法師となっていた。
 
早く戻さなければ、彼のゲリピーが津波のように日本をおおいつくしてしまう。
 
「私に任せて」
 
親指姫が叫んだ。
 
「物語では、必ず最後にキスが出てくるのよ。
 眠り姫も、白雪姫も、みんなキスで元に戻るのよ。」
 
一寸法師にとって、もはや、ミジンコほどもない彼女は、それでも、あつい接吻をした。
 
一寸の恋は実ったのだ。
  
しゅしゅしゅしゅしゅ~。
 
そして、彼の体はどんどん縮み始めた。
 
テレビにかじりついていた日本国民はどよめき、拍手を送った。
 
ぶりりりり~。

元のサイズに戻った一寸法師は、安心してゲリをした。
 
それは、細菌性のゲリであったらしく、接吻を交わした親指姫も5分後にピーしてしまった。
 
つれションならぬ、美しき愛のつれピーである。
 
二人は目を合わせて笑った。
 
政府が派遣した仕分け人は、二人に下痢止めを贈った。
 
仕分け人「ありがとうございました。効き目の強い薬なので、飲み過ぎに注意してくださいね。」
 
一寸法師は、うなずいて語った。
 
一寸「はい、どんな薬にもリスクはつきものですからね。」
 
その時、親指姫が眉をひそめた。
 
親指姫「ねえ、一寸、あなた今、こう言ったわね。」
 
*ここでエコーをお願いします。
 
親指姫「薬のリスク・・・。」
 
一寸「あ・・、親指姫、き・・君。」
 
仕分け人も、日本国民も気づかなかったが、親指姫の体が少しだけ大きくなっていた。
  
おわり。
  

■ではまた。
 
■放送は・・・毎週日曜日 AM10:00 ノースFM「ラ・フィエスタ」
 
サイマルラジオなら世界中で聴けます。
 
サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/#oita
 
作品はノースFM までメールでOK
  info@789.fm

 


 
     

     
 

「一寸法師の恋」その4 

 

今日のお題は「贈る」ですね。
  
今日も回メロ劇場、オープンっす。
 
もちろん、ドラマはフィクションでありますぞ。 
 
どうぞ、よろしくお願いいたしやす。

【バックナンバー】
その1
http://oitablog.jp/keima/archives/497/
 
その2
http://oitablog.jp/keima/archives/505/ 

その3
http://oitablog.jp/keima/archives/506/ 

その4
http://oitablog.jp/keima/archives/509/

その5
http://oitablog.jp/keima/archives/510/

------------------------------------------------- 
「一寸法師の恋」その4 
------------------------------------------------
回文により、体の大きくなる一寸法師は、すでに33メートルに達し、千寸法師となっていた。
 
その巨大さは、一夜にして彼を人気者にした。
 
シンデレラ・ガリバーの誕生である。
 
日本観光の目玉になると、政府は、予期せぬ事態に歓喜した。
そして、千寸ガリバー、政府は彼にそんな名を贈った。
 
ところが、翌朝、すぐに困ったことが起きたのだ。
 
それは尿である。
 
考えてほしい。常人の20倍の身長なのである。
 
これは、その体積が20の3乗、つまり8000倍であることを意味する。
 
つまり、あなたの8000倍のおしっこが、頭上からジョゴジョゴと放出されたのだ。
 
こんな贈り物をされたのでは、たまったものではない。
 
日本政府は、頭を抱えた。そして、おびえた。
 
臨時閣議の席上、厚生労働大臣は、声を震わせて発言した。
 
「今は、まだ、ましなのです。いずれ、彼は大(だい)をもよおすはずです。」
 
総理もふるえた。
 
「だ・・・大だって!」
 
大臣「はい、われわれ、厚生労働省は24時間以内に便意をもよおす確率を60%と計算しました。」
 
総理「そんなことになったら参院選は惨敗だ。消費税を上げるかわりに便意確率を下げられないのか。」
 
大臣「残念ながら・・。そして、さらに、恐ろしい予測が出ています。」
 
総理「なんだ、それは・・。」
 
大臣「彼は、腹をくだしそうなのです。」
 
総理「なんだと、それじゃ、ガリバーならぬゲリバーじゃないか。」
 
総理の冗談に、誰も反応しなかった。

政府は、千寸法師の元に仕分け人を派遣した。
 
仕分け人は、眉間にしわを寄せて、語った。
 
「とにかく、これ以上、大きくなってもらっては困ります。
 成長率を日本経済なみにおさえること。
 それから、大は200海里以上離れた太平洋上ですますこと・・。
 いいですか?」

千寸は、肩を落として、答えた。

*ここでエコーをお願いします。
 
「すまします・・。」

こんな簡単な日常語にも、おそるべき回文が隠れていたのだ。

仕分け人「うわあ・・。」

その瞬間、彼の身長は、ついに150メートルに達してしまった。
 
さあ、どうなる、一寸法師。
   
つづく。 

その5
http://oitablog.jp/keima/archives/510/

-----------------------
 
■ではまた。
 
■放送は・・・毎週日曜日 AM10:00 ノースFM「ラ・フィエスタ」
 
サイマルラジオなら世界中で聴けます。
 
サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/#oita
 
作品はノースFM までメールでOK
  info@789.fm

 


 
     

     
 

「宇佐神宮という蜃気楼」4

■「宇佐神宮という蜃気楼」

~道鏡事件とは何だったのか~

---------------------------------------------
 目次

【はじめに】・・僕のめじろん魂
*発信済みです。
 
http://oitablog.jp/keima/archives/488/

【1】なんでも「民」
*発信済みです。
http://oitablog.jp/keima/archives/489/

【2】道鏡事件のあらすじ・・・わらしべ長者の歩道橋
*発信済みです。
http://oitablog.jp/keima/archives/496/

【3】道鏡事件の流れ・・・蜃気楼と蜃気楼

*発信済みです
http://oitablog.jp/keima/archives/508/

【4】ハードルを消した称徳女帝

【5】かぶれちゃったイケメン勝ち組、藤原仲麻呂

【6】ご先祖様と弟も登場しちゃった道鏡

【7】姉ともども真面目一本、和気清麻呂

【8】それぞれの謎解き・・・文献から

【9】ホームズはいつからの手紙

(1)最初のお告げが偽造なのか
(2)2度目のお告げが偽造なのか
(3)女帝の怒りの正体
(4)2つのお告げは矛盾しているか?
(5)宇佐神宮の果たした役割

【10】飛び込んできたニュース

【おわりに】・・・僕とかみさんの会話

【参考文献・資料】

---------
 
【3】道鏡事件の流れ・・蜃気楼と蜃気楼

問題点をあぶりだすため、事件の全体を箇条書きにまとめてみよう。

『道鏡事件の流れ。』

(1)僧の道鏡が称徳女帝の病気を治す。

(2)法王にまで登りつめる道鏡。

(3)宇佐神宮から道鏡を天皇にしなさいとお告げ。

(4)称徳女帝が、お告げが本当かどうか確かめることを決定。

(5)宇佐神宮へ和気清麻呂(わけの きよまろ)を遣わす。

(6)持ち帰ったお告げは「道鏡を天皇にしてはならない」だった。

(7)「偽のお告げを持って帰った」と怒った称徳女帝が称徳女帝が和気清麻呂を流罪にする。

(8)翌年、称徳女帝が亡くなり、道鏡は左遷され2年後に死す。
   和気清麻呂は名誉回復され、京に戻る。

余談だが、この流れを読んだかみさんが言った。

「あっ、称徳さん、更年期治ってないわね。(7)で怒ってるもん。」

こほん。

さすがに現役更年期のかみさんだ。そこに目がいくらしい。

一連の流れの中で、僕には、どうにも気になることが2つあった。

まず、「皇位にまで口を出せる宇佐神宮って何なの?」ってことだ。

それまで、国宝にもなるくらいだから、いわゆる歴史のある神社だろうとは思っていたが、
まさか、次期天皇の決定に関われるほどの力をもっていたとは、思いもよらなかったのだ。

地元に住む僕としては、驚きとともに、どこか、誇らしくもあったし、
自分の無知については恥ずかしくもあった。

2つ目は単純に「この事件の犯人は誰?」ってことだ。

事件は皇位をめぐるものである。

しかも、皇族から民間へ、である。歴史を揺るがした大事件なのだ。
結果は別として、大事件であったことはたしかである。

しかし、この大事件の中で、結局、一番肝心な犯人が誰かってことが明らかにされていないのだ。
誰が道鏡事件を仕掛けたのか・・。
その答えは、いまだに、深い霧の中であることは間違いない。

たしかに、流れを見れば、道鏡さんは天皇になるどころか、左遷されている。
これは、彼が仕掛けた事件ゆえの処罰と思わせるものでもある。
しかし、もし、皇位を狙ったことに対する罰ならば、左遷ごときで許されるだろうか?

僕の言う歴史の蜃気楼がここにある。

疑問に思ったのは、もちろん、僕だけではない。

疑問を感じた、たくさんの学者、作家、歴史愛好家が事件を研究し、
いろいろな著作としてまとめている。
また、後に知ったことだが、漫画にだってなっているのだ。

それらの中で、さらに細かな疑問点が出てきている。

たとえば、称徳天皇は皇族ではないお坊さんが天皇になることに賛成だったのか?

道鏡さんは自らも天皇の地位を望んだのか?

他の貴族たちはどういう行動をとったのか?

最初のお告げと清麻呂さんが持ち帰ったお告げはどちらが本物だったのか?

などなど・・。

蜃気楼は蜃気楼を呼び込んでいくのだ。

僕は数々の書籍を参考にしながら、あくまで独自の謎解きに挑戦していこうと思う。
それが、歴史を調べる最大の醍醐味だと僕は思っているからね。

それには登場人物にスポットライトをあてることが、まず第一だ。
ということで、次章は、まず、称徳天皇に迫ります。

グッドラック、ホームズ。 
(つづく)

http://oitablog.jp/keima/archives/511/


 
     

     
 

消費税発言は影の勝因

 

今朝の新聞で読んだんだけど、

民主党執行部が今回の参議院選敗北の一番の原因は

「消費税発言」だったと分析したそうだ。

で、おいら考えたんだけど。

もし、菅さんが消費税発言をしなかったら、どうだったか?

たぶん「普天間」が一番の争点になったんじゃないかなあ。

消費税は経済の問題だけど、

普天間は信念の問題だもんね。 

するとさ、もっと負けてたかもしれないよ・・。

もしかしたら、影の勝因かもよ、消費税。

■下記歴代総理肖像です。

この人の前が

この人で

その前はこの人だったかなあ・・。

いや、この人?

たしか、この人はなってないよねえ・・。